1stラウンド Game 3:プレイオフがインディアナポリスに帰ってきた日【NBA_Pacers】

1勝1敗でインディアナに帰ってきたペイサーズ。
最後のプレイオフはバブルでの開催だったので、お客さんも気合が入っている様子でした。
試合前のオープニングセレモニーでは、WNBAインディアナ・フィーバーの1位指名、
ケイトリン・クラークが登場。会場にはチームメイトらも観戦に来ていました。

ホームの歓声が後押しとなってか、1Qに19点リードを奪う一方的なスタート。
しかし少しずつオフェンスが停滞しはじめ、ミドルトンやリラードによる得点、
さらにポーティスもインサイドや3PTで決め始めます。

リードが減りながらもなんとか耐えていたペイサーズでしたが、
3Q終了時には7点差しかありませんでした。

4Qにリラードの連続3PTで逆転されますが、そのままずるずるといかずに
耐えてシーゾーゲームとなります。この試合3PTが全く入らなかった
ハリバートンがようやく決めてリードを奪い返しますが、リラードは
FTでいとも簡単に同点に追いついてきます。

ミドルトンのシュートで106-104となりますが、ターナーがダンクで同点へ。
その後2分以上得点が止まり、残り1分を切ったところでネムハードのFT。
1本外してしまい、リードは1となりますが、シアカムがさらにand1のチャンスを獲得。
しかしFTを外して106-109、残り19秒でMILオフェンスとなりました。

3点を警戒する場面ではありましたが、ミドルトンが近距離で決めてファウルゲーム。
こちらも本日シュート不調だったニースミスが2本決めて残り6.2秒で3点リード。

タイムアウト明け、リラードにボールを持たせないようにはしましたが、
ウイングに移動していったミドルトンの3PTがヒット。土壇場で追いつかれてしまいました。
FTを決めていればここで終わったのですが、最後のシアカムのシュートが外れてオーバータイムへ。

オーバータイムも重苦しい展開で、ミドルトンとターナーがそれぞれ1本ずつ決めた後、
残り3分20秒から1分35秒まで無得点の時間が流れました。
その間、ペイサーズは5回のオフェンスリバウンドを取り続け、6本のシュートを放ちましたが全部ミス。
ネムハードの3連続オフェンスリバウンドは圧巻でした。

ミドルトンのFTで115-113の2点ビハインドとなり、またしてもセカンドチャンスでネムハードのミドル。
1分を切り、ミドルトンが外すと24秒ギリギリでコーナーからニースミスが3PTを決めて3点リード。
が、またしてもミドルトンが残り8秒でトップからバンクショットで3PTを決めて同点。

そんなタフすぎる試合を決めたのがエース、タイリース・ハリバートンでした。
残り6秒から再開でバックコート側でボールを受け取ったハリバートン。
チェンジオブディレクションを駆使し、ベバリーを振り切ってリング正面からフローター。
前後から囲まれる形になりましたが、見事決めてファウルショットも獲得。
前半だけで11アシストとボールを散らしてきたエースが最後の最後は自らの手で決めてきました。

久しぶりのインディアナでのプレイオフの試合、お客さんの前で勝利を飾ることができてよかったです。
一旦は2-1となりますが、次を落とすとホームコートアドバンテージがバックスに移ります。

怪我で欠場の続いているヤニスが無理やり出てくるかもしれませんし、
リラードの負傷具合も気になるところですが、今日の様に自分たちのペースからは
外れてしまった試合展開でも取り戻せたのは大きな経験となりました。

MIL ⭐︎ 118 - 121 IND ⭐︎⭐︎
ボビー・ポーティス:17pts、18reb
クリス・ミドルトン:42pts、10reb、5ast
ブルック・ロペス:14pts、4reb、3ast
パトリック・ベバリー:11pts
デイミアン・リラード:28pts

パスカル・シアカム:17pts、9reb、4ast
アーロン・ニースミス:13pts、8reb、3ast、3stl
マイルズ・ターナー:29pts、9reb
アンドリュー・ネムハード:16pts、5reb、4ast
タイリース・ハリバートン:18pts、10reb、16ast
 オビ・トッピン:15pts、6reb

ゲーム3の振り返り

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